東久留米・清瀬の住まいのコンサルタント住まい工房

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住宅ローン審査って何をするの?② 返済比率

住宅ローン審査って何をするの?①からの続きです。

次に「返済比率」の審査について。

「返済比率」とは年収のうち住宅ローンの支払いは何パーセントになるかということです。

例えば、年収が400万円で住宅ローンの月々の支払いが8万円だとします。
8万円×12か月、1年で96万円になります。
96万円 を 400万円 で割って、0.24です。
この場合、返済比率は「24%」ということになります。

年収とひとことで言いましたが、これはひとりの年収でなくてもOKです。
また、手取りの額ではなく「税込年収」です。
税金や社会保険料を引かれる前の年収です。

夫婦合算でもいいですし、親子合算でもOKです。
「世帯年収」で計算できます。
もちろん、共働きだけどどちらか単独でローンを組みたいというかたは単独で審査を申し込んでも問題ありません。
どちらしにろ返済比率が各金融機関それぞれの基準値に収まっているかが審査の分かれ目になります。

この返済比率は、どの金融機関でもだいたい30%~40%以内に収まっていることが求められます。

上記の例では月々8万円としましたが、これ実際に支払う予定の額ではなく「審査金利」といって審査用の金利で借りた場合の月々の支払額で計算します。
というのは、住宅ローンは先が長いですから、将来的に金利が上昇するリスクもあります。
金利が上昇しても返済していく能力があるのか、という審査になるので、実際に支払っていく「実行金利」よりも高めの審査金利で審査を行うことになります。

※この審査金利は公に公表されているものではありません、が、不動産売買を行っているものであれば、だいたいどの金融機関がどれくらいの審査金利で審査をしているか知っています。

「審査金利」や「返済比率」の判断は金融機関それぞれに違いますので、審査結果も金融機関によって変わります。

いずれにしろ、審査が通ることも大事ですが、実際に住宅ローンを支払っていけるのかということがもっと大事です。

よく「住宅ローンは年収の3分の1が理想」なんていうのを耳にしますが、これはあくまで一般論で参考値と考えたほうがいいと思います。
ご家族それぞれにそれぞれの生活スタイルがありますので、自分たちの生活スタイルの中で自分たちが本当に支払っていけるのか、をよく吟味することが大事です。

先に述べさせていただいた金利プランもそうですが、将来設計を踏まえた冷静な判断が必要になります。


次は、実際に審査の手続きのお話です。