東久留米・清瀬の住まいのコンサルタント住まい工房

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物件は、どのタイミングで売れるのか?について

住まいさがしをされているお客様からいただく質問で「物件は、だいたいどのタイミングで売れますか?」というものがあります。

この質問は、気になる物件があったり、割と候補の物件が絞られているときにいただいたりすることが多いと感じます。

ゆっくり検討したいけれども他の人にとられたくない、そんな思いから出てくる質問なのだと思いますが、ある特定の物件を指しての質問だとすると、頼りない回答になってしまって申し訳ないのですが、答えは「ケースバイケースです」となります。

とある物件がいつ売れてしまうかというのは、我々プロも正直全く分かりません。。。

不動産は、ひとつひとつがオリジナルで、基本的には唯一無二なものです。そして、誰かひとりがその物件に決めるとその時点で完売となってしまいます。

ひとそれぞれに希望条件や優先順位も違いますし、高い値段でも早くに売れてしまう物件もあれば、値段が結構下がってもなかなか売れない物件もあります。

いろいろな意味で、売れやすい物件、売れにくい物件を判断するのはとても難しく、とある物件がどのタイミングで売れるのかを見極めるのはほぼ不可能だったりします。

でも、特定の物件の売れるタイミングを見極めるのはとても難しいですが、全体的な売れ行きというか、売れるタイミングのある程度の傾向というものはあります。

あくまで全体的な話として、参考としていただけたらと思いますが、そのポイントは、以下の3つになります。

①新着情報で出てきたとき
②物件が完成したとき
③価格改定があったとき

順番に見ていきましょう。

①新着情報で出てきたとき

文字通り、新着で出てきたタイミングです。
SUUMOやHOME'Sなどのポータルサイトや、REINS(不動産業者間の物件データベース)に、新着情報として物件が出てきたタイミングです。

これは、どちらかというと既に希望条件があって、その条件に当てはまる物件がちょうど出てきた!というタイミングが多いかと思います。

よくあるケースとしては、子どもの学区内限定で物件を探しているというような、特定の条件下での物件さがしで、なかなか良い物件がないなぁというときに、新着で希望条件の物件が出てきた!というタイミングなどです。

探していたかたにとっては、少しくらい条件や価格が希望と違っていたとしても「待ってました!」の物件になりますので、決断につながりやすいタイミングなのだと思います。

これは、全体的に不動産の売れ行きがよく、割と物件の数が少ない(選択肢が少ない)ときに起こりやすいタイミングと言えるのではないかと思います。

②物件が完成したとき

建売住宅やリフォーム物件でよくあることですが、検討していた物件が完成して、実際に目で見ることができるようになったタイミングです。

そのほかにも、中古住宅で居住中でしたが空家になった状況なども、似たタイミングと言えるかもしれません。

いくら希望条件に近く、資料などでイメージを膨らませたとしても、やはり実際に自分の目で見てみないと不安という側面はあると思います。

イメージしていたものが実際に見て確認することができて、問題なし!となったときに、決断に踏み切るかたは多いと思います。

③価格改定があったとき

検討していた物件の値段が下がったことで、価格的に魅力を感じて成約につながるというパターンももちろんありますが、元々検討の範囲外だった物件が、価格が下がったことで、予算内に入ってきて選択肢になるというパターンというのもあります。

そういう意味でも、物件の価格が下がるということは、検討できるひとの数が増えるということになり、ライバルが増えることにもつながります。

やはり価格改定のタイミングで、決断に踏み切るかたはとても多いと思います。

価格改定を待つなら「価格交渉」がよいかも

ただ、価格改定というものは、上記の①新着や②完成のタイミングとは違い、売れずに物件が残っている間は何度か起こる可能性があるものです。

何度か価格改定された物件だと、また次の価格改定があるのではないか、と値段が下がるのを待ってしまうかたがいらっしゃいますが、もしその物件を本気で検討しているなら、価格改定を待たずに「値段交渉」で話を進めたほうがよいという考え方もあります。

まず、価格改定をしたばかりのタイミングでは、値段交渉を受けてもらいずらいタイミングだったりします。

単純に値段が下がったばかりでは、更なる価格交渉は受けてもらいずらいということと、ほかにも購入希望者が現れるかもしれないタイミングだったりするからです。

その点「価格交渉」で話を進めていけば、当然ほかのライバルよりも先んじて手を打つことができ、結果的にその後に価格改定したかもしれない価格で購入できる可能性がでてきます。

はじめの話に戻りますが、不動産は唯一無二のもので、どれだけ一生懸命検討しても、ほかのかたに取られてしまったらそれで終わりとなってしまいます。

そうならないためにも、価格改定という人が起こすアクションを待つのではなく、自ら動いて価格交渉という方法で話を進めたほうがよいという考え方です。


何はともあれ、前向きに検討している物件がある、もしくは、購入してもよいと思っている物件があるならば、ほかの人の動向を気にするのではなく、自らの価値観を信じて少しでも早く行動に起こしたほうがよいと思います。

ぜひぜひ今後の住まいさがしの参考にしてみてください。