東久留米・清瀬の住まいのコンサルタント住まい工房

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火災保険には入らないといけないの?

ここのところ、お客様から火災保険のご質問が続いたこともあり、簡単ではございますが火災保険について書かせていただきます。

「火災保険には入らないといけないの?」

もしもの火災に備えておくのが火災保険なのですが、周りの家の火災で自分の家に被害がでた場合も、自分の家の火災保険で対応しないといけないことをご存知でしょうか?

自分も初めて聞いたときは「え?!」となったのですが、「失火責任法」といって、重大な過失がなければ失火者に損害賠償できないという法律があるのです。
逆に言うと、自分の家の火災が原因で周囲のお宅に被害を与えてしまっても、重大な過失がなければ損害賠償の責任はないのですね。

でも重大な過失があれば、賠償責任から逃れられないでしょう?となりますよね。
では、どれくらいのことが重大な過失なのか?

過去の判例からすると
藁の上でたばこを吸う
石油ストーブの火をつけたまま給油する
など、そんなこと普通しないでしょ!というレベルのことでないと重大な過失にはならないそうなのです!汗

なので、ちょっとした不注意で火災になってしまった場合などは、失火責任法が適用されて損害賠償の対象にはならないということになります。

火災に関しては割と寛容ということになるのでしょうか・・・。

なので、自分のために火災保険に入っておいたほうが良いのです!

もちろん義務ではありません
入る入らないは自由です。

ただ、上記の失火責任法もありますから「自分は火の元には十分注意してますから」なんて自分だけ注意していればよいということでもないのですね。

では、どれくらいの確率で火災は発生しているのでしょうか?

消防庁の消防白書によると、平成30年の日本全国の建物火災件数は20,764件。
平成30年の総住宅数、約6200万件(総務省の住宅・土地統計調査)らしいので、そこから確率を導き出してみますと

0.03%、約3005件に1件の確率で火災が起こっていることになります。

なんか少ないなあ、と一瞬思ってしまうのですが、これ平成30年1年間の数字です。
10年間同じ家に住んだとして、単純に数字を10倍にしてみると約300件に1件
これが50年にもなると、60件に1件の計算になります。

なんかこれくらいになると、ちょっと焦ってくる数字ですよね・・・。

※そもそも、計算のしかたとしてこれで合っているかというのもありますが・・・。

まあ、イメージとしてはこれくらいです。
これが自分の家だけでなく、周辺で起こる火災にも備えないといけないと考えると、火災保険に入っておく重要性はご理解いただけるのではないでしょうか。

次回は、火災保険のプランの選び方について書かせていただきたいと思います。